【写真】現役ドラフトで入団し笑顔でガッツポーズをする松浦

現役ドラフトで日本ハムから巨人に移籍した松浦慶斗投手(22)が15日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「54」に決定。

「プロ野球生活はまだ4年と短いですが、歴史のある球団のユニホームを着て野球ができることはすごく楽しみです」と話した。

21年ドラフト7位で大阪桐蔭から日本ハムに入団した。身長186センチの長身から繰り出される最速155キロの直球が武器のロマンあふれる左腕。今季は1軍登板こそなかったが、イースタン・リーグでは19試合に登板して2勝2敗3セーブ、防御率3・41の成績を残した。

“黄金ルート”でのブレークを目指す。巨人は昨年の現役ドラフトで日本ハムから田中瑛斗投手(26)を獲得。日本ハムでは通算10登板にとどまっていたが、今季はキャリアハイの62試合に登板し、36ホールド、防御率2・13と躍動した。第2の田中瑛になることも期待される松浦は「同じ球団に行くっていうのもうですし。現役ドラフトは夢が詰まっていると思うので『右の瑛斗、左の慶斗』って言われるようにやっていきたい」と意気込んだ。

チームは今オフ左腕を積極的に補強している。ドラフトでは1位指名の鷺宮製作所・竹丸和幸投手(23=城西大)をはじめ、左腕を4人指名。日本ハムを自由契約となっていた北浦竜次投手(25)とも支配下選手登録を締結した。

水野編成本部長は「環境を変えたらやってくれるんじゃないかというところで。左投手の補強は補強ポイントの1つですから、その中で加わってくれて非常に良かったなと思っています。先発でもリリーフでも与えられたところで登板機会を自分で獲得して」と期待した。

◆松浦慶斗(まつうら・けいと)2003年(平15)7月1日、宮城県生まれ。小学6年時にファイターズジュニア選出。大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。2年夏の交流試合、3年春夏に甲子園出場。21年ドラフト7位で日本ハム入団。22年9月25日楽天戦でプロ初登板。通算6試合、0勝1敗、防御率5・40。来季推定年俸650万円。186センチ、103キロ。左投げ左打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】現ドラ加入の松浦慶斗「右の瑛斗、左の慶斗と言われるように」田中瑛斗に続くブレークへ