日本対サウジアラビア 前半、ゴール前で厳しい表情の鎌田(右)と前田(中央)(撮影・江口和貴)

<ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選:日本0-0サウジアラビア>◇25日◇C組◇第8戦◇埼玉

国際Aマッチ29試合ぶりの無得点に終わり、最長記録はストップした。

エース上田が右足首捻挫で欠場する中、1トップにFW前田が最終予選初先発。立ち上がりからゴールに向かい、前半9分にMF田中のスルーパスから抜けだし右足シュート。ボールはゴール右ポストに直撃した。「決められたなという感覚がある」。セルティックで今季28得点を決める男は、悔しさが言葉ににじんだ。

三笘が体調不良で離脱した中、左ウイングバックで先発した中村もまた、持ち味の縦突破からクロスボールを送った。ただ時間の経過とともにサウジアラビアは当初の5バックから6バックに可変し、ゴール前を固めてきた。0-0狙いの術中にはまり、ボールを握りながら崩し切れず。「前半20分ぐらいまでに3つチャンスがあった。強いチームに勝っていくためには、その3つのどこかで決めないといけない」(中村)。1本のクロス、1本のシュート-。欧州に戻り最終局面の課題改善と向き合う。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】国際Aマッチ29試合ぶり無得点、最長記録ストップ「どこかで決めないと」中村敬斗