健大高崎対明徳義塾 健大高崎先発の下重(撮影・上山淳一)

<センバツ高校野球:明徳義塾1-3健大高崎>◇18日◇1回戦

史上4校目の連覇を狙う健大高崎が、延長10回タイブレークの末に明徳義塾を破り初戦を突破した。

1-1のままで延長戦に突入。1死二、三塁で栗原朋希外野手(3年)が勝ち越しの中前適時二塁打を放ち、さらに2死三塁で池崎安侍朗投手(3年)の暴投の間に1点を追加した。直後の守備で1点も与えない鉄壁の守備でリードを守り、難敵を退けた。

誤算をものともしなかった。最速158キロのエース右腕の石垣元気投手(3年)が腰周りの張りでベンチスタート。初戦を託された昨秋の公式戦防御率0・30だった左腕の下重賢慎投手(3年)が、降りしきる雨にも動じず136球の熱投で1失点で完投した。ロースコアゲームを制する立役者に。「石垣だけじゃないのを見せたいです」と語る男が、大きくガッツポーズを作り喜びを表現した。

◆タイブレーク 甲子園では18年春から導入され、22年夏まで延長13回から開始。23年春から開始を延長10回に変更。無死一、二塁から始め、打順は9回終了後から継続する。決勝でも採用する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【センバツ】健大高崎は石垣だけじゃない!下重賢慎が雨にも動じず136球1失点完投で勝利貢献