京都・曺貴裁監督(2024年11月撮影)

京都サンガは5年目の指揮を執る曺貴裁監督(56)の下で、02年度の天皇杯以来となるタイトル獲得を目指す。

9日に初練習で始動した京都は、13日から沖縄キャンプを実施。26日の打ち上げまでにJ2ジェフユナイテッド千葉、RB大宮アルディージャ、FC町田ゼルビアとの練習試合を行い、非公開の町田戦以外は2勝と結果を残し、新シーズンに期待を抱かせている。

23日にはドイツ1部アウクスブルクからMF奥川雅也(28)が完全移籍加入すると発表。15年夏から欧州でプレーしてきた京都アカデミー育ちのアタッカーが加わり、昨季チームを救ったFWラファエル・エリアス(25)を軸とした攻撃は、さらに破壊力を増しそうだ。

曺監督は継続する強みを生かしながら、タイトルを狙える位置に引き上げていく考え。「我々は(優勝争いの)本命でも対抗でもない、ダークホースの位置。そこから脱皮するためには、突き詰めながら上に行くことを共有していかないといけない。他の何色に染まるんじゃなくて、サンガの紫色に染まるようなサッカーを極めていきたい」。京都らしいアグレッシブな戦いで、リーグを盛り上げるつもりだ。

キャンプを終えたチームは、2日間のオフを挟んで29日から再始動。2月1日にJ2愛媛FCと公開トレーニングマッチを行い、15日にファジアーノ岡山とぶつかる開幕戦(JFE晴れの国スタジアム)に向けて調整を続ける。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【京都】曺貴裁監督体制5季目でタイトルへ 奥川雅也も加入で破壊力アップ