自主トレを公開したオリックス西川は記者の質問に笑顔で答える(撮影・前岡正明)

オリックス西川龍馬外野手(30)が締まった肉体で二塁打量産を誓った。27日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレ公開。今季のターゲットに「長打っすね。(外野の)間を抜いてツーベース。そこはこだわる」と掲げた。FA移籍1年目の昨季は25二塁打。紅林と並んでチーム最多で広島時代を含めた自己最多。これを更新し、昨季チームの課題だった得点力につなげる。

強い打球を放つ準備は積んだ。「体幹を入念に、ウエートトレも例年以上に重量を上げた」。年明けからソフトバンク近藤と恒例の徳之島トレ。その2週間で体脂肪率を17%から13%へ落とした。「足も動いている」と手応えがある。

また盗塁増にも意欲的。昨季11個は二塁打数と同じくチーム最多&自己新だった。「去年、意識してやっていた部分。今年もできるだけ」。昨季盗塁した試合は7勝4敗と勝ち越している。こちらも絞った肉体改造がプラスに働きそうだ。

初の全試合出場も誓った。「去年は散々だった。まだまだ全然動ける。外野手の誰にも負けるつもりはないし、全部出るつもりで」。打率は昨季自己ワーストの2割5分8厘と「天才」らしさが影を潜めた。今年は鋭いライナーを飛ばし、軽やかに塁を盗むシーンを増やしたい。【大池和幸】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】西川龍馬が誓った二塁打量産「そこはこだわる」盗塁増、初の全試合出場も