19歳大型FWがベルギー1部の日本選手最年少ゴール アンデルレヒトの191cm 出場2試合
<ベルギーリーグ:アンデルレヒト4-1メヘレン>◇26日◇第23節◇ブリュッセル
アンデルレヒトの19歳FW後藤啓介が、ホームのメヘレン戦でトップチーム初先発を果たし、前半24分に先制ゴールを決めた。後半27分までプレーし、チームは4-1で勝った。
191センチの長身ストライカーが、右からの低いクロスに頭からニアサイドへ飛び込み、ゴール左に流し込んだ。ダイビングヘッドでの初ゴールを確認すると、ガッツポーズを繰り返し、雄たけびを上げてホームのサポーターと喜びを分かち合った。
ジュビロ磐田の育成組織出身。2023年2月のJ2開幕戦に出場し、17歳8カ月15日のクラブ最年少ゴールを記録。元日本代表FW高原直泰が1998年にマークした18歳9カ月17日を塗り替えた。
33試合で7ゴールと結果を残したシーズン終了後にベルギー1部の名門アンデルレヒトに期限付き移籍。セカンドチームでのプレーだったが、2部リーグ通算29試合に出場して11ゴールをマークした。
昨年12月に完全移籍が発表され、1週間前のコルトレイク戦で途中出場してトップチームの1部リーグ戦デビュー。出場2試合目での初ゴールとなった。
ベルギー1部リーグで日本選手の19歳7カ月23日でのゴールは、日本代表DF冨安健洋(現アーセナル)がシントトロイデン時代の2018年にマークした20歳0カ月20日の最年少記録更新。2028年ロサンゼルス五輪世代のエース候補で、今後のさらなる活躍が期待される。
◆後藤啓介(ごとう・けいすけ)2005年(平17)6月3日、浜松市生まれ。4歳からカワイ体育教室SCでサッカーを始め、磐田のU-15、18を経て、23年にトップ昇格。J2通算33試合出場7得点。191センチ、70キロ。右利き。