トークショーに参加した西武長谷川(撮影・金子真仁)

西武の長谷川信哉外野手(22)が26日、埼玉・所沢市内でトークショーを行った。

キャンプインが近づき、プロ野球選手によるオフのイベントも大詰めに入った。長谷川は「小さい子どもたちにも多く来てほしい」という願いで開催し、実際に野球帽をかぶった少年たちの姿も、通常のファンイベントより多かった。

子どもたちには「今のうちにやっておくこと」もアドバイスした。それは「勉強ですね」だった。

「僕は高校までも勉強はしてたんです。でも並の勉強しかしてなかったので。勉強をしていて、絶対に後悔はしないので」

西武でスタジアムMCをしたこともある司会者のゆーまろ氏が「大人になると、もっと勉強しておけば良かったって思いますよね」と来場したファンたちに問いかけると、大人たちの大半がウンウンとうなずく。

「学校行ってる時は勉強は面倒くさいって思うんですよね。でもいざ大人になると、勉強しておかないと苦労することもあるなって思うんです」

これまでは巨人坂本の自主トレに同行してきたが、今年はあえてひとり立ちを決意。後輩の谷口朝陽内野手(20)を京都の実家に泊め、先輩として自主トレをけん引した期間もあった。いろいろな立場で学びを得る。「まだ大卒1年目と同じ年ですしね」と若さも生かして外野の一角を狙う。

トークショーは終始、穏やかだった。300人近い来場者の全員にサインを書いた。

子どもたちから質問があった。会場の大人たちがほほえましげに、質問する子どもを見る。抽選会で親子連れにプレゼントが当たると「お母さん!」と子どもが興奮して叫び、会場に笑いと笑顔が満ちる。

レンズを向けていると、老若男女分け隔てなく、全てのファンに穏やかな顔が映る。司会のゆーまろ氏は長谷川を「心が美しい人」と言った。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】長谷川信哉が「していて絶対に後悔ないので」とトークショーで子どもたちに伝えたこと