野球教室に参加した子どもたちと記念撮影する侍ジャパン井端監督(奥左)

侍ジャパン井端弘和監督(49)が日米をまたに掛け、最強メンバー構築に取りかかる。26日、富山市内で野球教室に参加。2月1日から始まる春季キャンプでは例年通り12球団を視察予定で、さらに異例とも言えるメジャーキャンプ視察も明言した。「アメリカに行く予定。まだどこに行くとは至っていない。じっくりここから日程調整していく」と26年WBCを見据えキャンプ行脚する。

シーズン中を避け、選手やチームに配慮した上でキャンプのタイミングを選んだ。「メジャーには力ある選手しか行っていない。(WBCに出る)その意思さえ持ってくれていればうれしい」。メジャーキャンプ地はアリゾナとマイアミの2カ所に集中。効率よく日本人メジャー選手の意思確認を含めて、コミュニケーションを図っていく。

25年は抜本的な人選で初陣を飾る。3月5、6日に予定している強化試合オランダ戦(京セラドーム大阪)では「(昨年11月の)プレミア12に出た選手は一切声をかけていないので、それ以外で良い選手を見られたら。国際試合を経験していない選手は半分以上はいると思う」と、国内組の新戦力発掘を重視して招集を掛ける基本方針を固めた。

11月の強化試合では、プレミア12組を含めて絞り込み国内最強チームを構成。その先の26年3月にはメジャー組を融合させた最強メンバーによる、WBC2連覇への挑戦が待っている。「間違いなくいい準備をしないといけない」。戦いはすでに始まっている。【栗田成芳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【侍ジャパン】井端弘和監督、異例メジャーキャンプ視察へ「日程調整していく」26年WBC見据え