入団会見でユニホームを着用し笑顔の巨人マルティネス(撮影・野上伸悟)

巨人への入団が決まった前中日のライデル・マルティネス投手(28)が26日、早朝に来日し、都内のホテルで入団会見を行った。

巨人とは4年契約で、全米野球記者協会メンバーであるフランシス・ロメロ記者は12月16日(日本時間17日)、年俸総額は3250万ドル(約48億8000万円)と自身のXで報じた。

【マルティネス一問一答は以下の通り】

-入団会見を迎えて

本当に幸せな気持ちでいっぱいです。ジャイアンツのみなさん、今日ここに来てくださったみなさんに感謝申し上げます。

-ジャイアンツ入団の決め手は

8年間という期間、日本でずっとプレーをしてきまして、改めてリーグ優勝、優勝争いができる、そういうチームに行ってみたい。そういう思いがあった。

-現在通算166セーブ。今季の200セーブ達成は

数字に関してはほとんど考えていません。やっぱり自分がマウンドに上がった時は、チームの勝利に貢献するっていうことだけを考えてますので、その数字はあまり考えてないというのが正直なところです。

-昨季まで抑えは大勢。クローザーへの思いは

正直、今のところはジャイアンツに来て、どういった役割を任されるのかっていうのはまだわかりませんし。それがクローザーになるのか中継ぎなのか。いま、ひとつ自分が言えることは、例え中継ぎになったとしても、クローザーをやっていた時と同じように、100パーセントの力を出し切る。そういうことは言えると思います。どんなポジションが与えられたとしても、そこでしっかり役割を全うするっていうことは言えると思います。

-今季への思い

もともと、目標であったりですとか、こういう風なシーズンにしたいっていうことを、表で話したくないっていう思いが実は昔からありまして。もう本当にしっかり準備をして、その結果、自分の望む、チームの望む結果が来るという風に信じてますので。とりあえず準備ということに専念して、改めてでこういう準備したいと思いを話すことは避けたいと思います。

-阿部監督からのメッセージは

実はまだ阿部監督とはお話しする時間が取れていません。

-ジャイアンツの印象は

やっぱり外からジャイアンツを見ていて、本当に積極的でアグレッシブで。最後のアウトまで本当に必死になってプレーするっていうのはジャイアンツだなと思ってます。それは他のチームと違うところだなという印象は持っています。

-金髪の時もあった。黒髪の理由は

やっぱりまずは新しいチームに来るっていうところと、それぞれのチームでルールがあると思うんですけれども、それもまだまだわかってない状態ですので。目立ったことはせずにしっかり新チームに入るという思いはあった。

-一番自信のあるボールは

球種に関しては全球種、自信を持っています。試合で気を付けてるところは、ブルペンでしっかり準備をして、ブルペンでしっかり準備した精度を試合でも実現する。やっぱりブルペンでしっかり精度の高いものが投げられなければ、マウンドでそれを再現することはできないと思ってますので。ブルペンの精度を高めて、そのまま試合で実現する、そこだけ意識してます。

-中日と対戦することになる。どんな気持ちか

8年間ドラゴンズでプレーをしたっていうのは当然事実としありますけども。やっぱりこの野球選手ということを考えると、純粋に自分はどのチームにいてもマウンドに立ったら、自分のベストのパフォーマンスを出す。おそらくドラゴンズの選手の皆さんも、自分と対戦する時はベストパフォーマンスを出すために向かってくる。そういうことなんだと思います。

-今回は4年契約。金額などのを見た感想は

やはりいろんな方々の中には、契約がすごい大きな金額だというところに触れる方もいらっしゃるのは承知してるんですけども。私からすれば、お金ではなくて、やっぱりプレーオフに出たいっていう、そういう競争力のあるチームに行きたいって思いが強いので。それが決めた理由ですし、お金は気にしてないです。

-巨人は今オフ、田中将大投手らを補強。その中の1人としての責任感は

当然、チームが勝つために責任を全うしたいと思っていますし。先ほども何度も言いましたけれども、やっぱり100パーセントの力を出すこと。登板する機会があれば、そこに対して準備してチームを助ける。それを実現したいと思っています。

-田中将大投手が日米通算200勝まであと3勝。自身も200セーブまで残り34。ぜひ2人同時に達成を

当然、今おっしゃられましたように、田中投手が200勝。そして200セーブ。そういうチャンスがあれば、当然自分もそれを期待していますし。そういうのを見たいというのは思いますし、チームのために田中投手が勝てるように。そして自分も、先ほど言いましたけど、あんまり数っていうのは言いたくないですけども、それが当然実現すれば自分もうれしいですし。ただ、それはあくまでコントロールできないところなので、自分はしっかり準備をしていきたい。

-優勝すれば胴上げやビールかけ。自身の中で楽しみにしていることは

今までビールかけですとか、今おっしゃったようなお祝いには参加したことは何もないので。それがどういう景色なのか、参加したいかどうかっていう風に言うのはなかなかちょっと難しいんですけど。言えることは、やっぱり優勝の瞬間、あの瞬間を経験してみたい。もう本当にそういう思いです。

-ネクタイの色は、球団の旗と同じ色。選んだ理由は

はい、あえてこの色を選びました。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】最強クローザーのマルティネスが入団会見 200セーブの大台が射程圏内/一問一答全文