合同自主トレで打撃練習をする広島末包(撮影・加藤孝規)

広島末包昇大外野手(28)が“ぎゅうぎゅうパンパン打法”を完成させる。カブス鈴木誠也外野手(30)と沖縄で行っていた自主トレを打ち上げ、現在はマツダスタジアム隣接の室内練習場で自主練習を続けている。

鈴木の自主トレ参加は3年目で、右股関節に力をため込む“ぎゅうぎゅうパンパン打法”も「シーズン3です。しっかりと完結できれば」と思い描く。鈴木からは「自分の攻められ方や、悪くなったらどうなるかを理解してどうアプローチしていくかが大事」と助言をもらった。それを踏まえて、動く球で内角を攻められたときに対応できるよう、バットのタテ振りを意識。練習用に鈴木の使っていたトレーニングバットを購入し、振り込んでいる。「左肩がめくれるようになるときがよくない。直していくためにタテに長く振れるように意識してやっていた」と明かした。

昨季は79試合に出場し、打率2割3分8厘、9本塁打、37打点。だが左膝のケガで出遅れ、6月にも故障で離脱した。左膝のケアもあり減量にも取り組み、110キロの体重は105、6キロまで落とした。「いい体ができあがったなと。あとはケガをしないように」と気を引き締めた。ファビアンやモンテロといったライバルの外国人選手も加入。「負けないようにしたい。4年目なのでそろそろ1年間の成績を出せれば」。大砲候補が、今季こそフルシーズン暴れてみせる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】末包昇大が「誠也塾」で学んだ“ぎゅうぎゅうパンパン打法・シーズン3”完結させる