映画「THE GIANTS MOVE ~頂点への挑戦~」の公開記念舞台あいさつに登壇しポーズを決める巨人吉川(左)と門脇(撮影・たえ見朱実)

一心同体で球団史上初の快挙へ。巨人吉川尚輝内野手(29)、門脇誠内野手(24)が25日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画「GIANTS THE MOVIE ~頂点への挑戦~」公開記念舞台あいさつに登壇。今季の目標は「ゴールデングラブ賞」と口をそろえた。

吉川は、泰然自若に25年シーズンを見据える。昨季は二塁で全試合先発出場を果たし、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を初受賞。飛躍の1年となったが「例年と変わりなくウエートもして、という感じなので。特に変わったことはやってない」。浮かれることなく、準備を進める。

一方、今季のテーマを「壊」と設定する門脇は、変化を恐れない。例年より筋力トレーニング量を増加。打撃はもちろん、守備でもトレーニングの成果を落とし込み「トレーニングして固まっているのを(守備の)動きにつなげていきたい」。年明けの自主トレでは、約1時間ノックを受けて動作を確認する日もあった。昨季は遊撃で96試合にスタメン出場。「去年は途中で出てない時期もあったので、まずはずっと出られるように。143試合(出場)を目指していきます」と決意は固い。

不変と変化。対照的なオフを過ごしてきた2人だが、シーズンに入れば目指すところは同じ。二遊間でゴールデングラブ賞を同時受賞となれば、球団史上初となる。この日は、ともに黒を基調とした服装で登場。「二遊間なので勝手に合うんじゃないですかね」と門脇。試合でも息の合ったプレーを披露すれば、おのずと偉業達成が見えてくる。【水谷京裕】

◆二遊間コンビのゴールデングラブ賞 過去17組26度あり、最近は23年阪神の中野(二塁手)と木浪(遊撃手)が同時受賞。巨人では過去に例がない。同一コンビの最多回数は中日の荒木(二塁手)と井端(遊撃手)の6度で、04~09年に6年続けて選出された。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】吉川尚輝と門脇誠は目標も服装も同じ「二遊間なので勝手に合う」門脇 2人で偉業達成だ