女子日本代表ニールセン監督(2025年1月21日撮影)

<サッカー皇后杯全日本女子選手権:新潟1(4PK5)三菱重工浦和1>◇25日◇決勝◇エディオンピースウイング広島◇日刊スポーツ新聞社後援

三菱重工浦和レッズレディースが1-1からのPK戦を5-4で制し、初優勝に挑んだアルビレックス新潟レディースを破った。

同じPK戦で敗れた昨年度の借りを返す頂点に3大会ぶり2度目の返り咲きを果たした。

視察した女子日本代表「なでしこジャパン」ニルス・ニールセン監督(53)は「すごく興奮した、ドラマチックな試合だった。今日は浦和のほうが勝利に値したのだと思う」と両チームの健闘をたたえた。

一方、課題もしっかり言及した。「今日のゲームは終盤のスプリントが上がらなかったので(両チームとも)得点出来なかった。より試合終盤まで続けられるように、高強度でもうちょっと取り組んでいきたい」。27年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)ブラジル大会、翌28年ロサンゼルス五輪での世界一を目指し、強化を図る。

試合は前半11分、三菱重工浦和MF塩越柚歩からのスルーパスを受けたFW高橋はなが、右足で先制。新潟も同28分にMF川村優理の縦パスに反応したMF滝川結女が、巧みに相手をかわして右足を振り、同点弾を突き刺した。

PK戦では三菱重工浦和の日本代表GK池田咲紀子が相手3人目を右手で止め、最後は5人目のキッカーとして自らが決めて勝利を導いた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【皇后杯】なでしこニールセン監督「ドラマチックな試合」一方で「終盤のスプリント」課題も言及