ノックを受ける西武の仲田(撮影・平山連)

ソフトバンクから戦力外通告を受け、西武に育成で加入した仲田慶介内野手(25)が25日、埼玉・所沢の球団施設で練習した。前日の24日に球団施設で初練習。この日は育成の是沢涼輔捕手(24)や、ソフトバンク時代から同僚の野村大樹内野手(24)らとノック、マシン打撃で汗を流した。「キャンプに向けて順調に調整ができています」と手応えを口にした。

ソフトバンク3年目の昨季は開幕前に支配下昇格されるも結果が出ず、球団から来季構想外を通告された。「ホークスではああいう形になって、悔しい気持ちがあった」とオファーを待つ、西武から育成選手として声が掛かった。スイッチヒッターで内外野も守れるユーティリティープレーヤーとして期待を受ける。

厳しいプロの世界。結果が出なければ、いつクビになってもおかしくない。そう強く自覚しているからこそ「悔いのないように1日、1日をしっかり自分のやるべきことをやって積み重ねたい」と語気を強めた。新天地が決まってからは正木智也外野手(25)、井上朋也内野手(21=共にソフトバンク)と福岡で自主トレを行い「左右でしっかり率も残せるように、バットはかなり納得いくまで振り込んだ」と充実のオフを過ごした。

2月1日からの春季キャンプでは宮崎・南郷で行う1軍に合流する。目下の目標は支配下昇格を勝ち取ることだ。1軍の正二塁手の座を見据え、キャンプ初日から猛烈にアピールする。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】育成入団の仲田慶介「悔いのないよう1日、1日しっかり積み重ねる」球団施設で汗