25年1月9日 埼玉・戸田市内で行われた新人合同自主トレ2日目でノックを受けるヤクルトドラフト4位の田中(撮影・佐瀬百合子)

ヤクルトのドラフト4位の田中陽翔内野手(18=健大高崎)がまた日本一の春を過ごす。

24日、母校の健大高崎(群馬)が選抜高校野球大会に3年連続8度目の出場が決まった。昨秋の関東大会準優勝で順当に選出され、「甲子園を経験してる人もいる。そういう人が引っ張っていけば、いい結果につながると思います。頑張ってほしいです」とエールを送った。

自身は1年前の大会で初優勝をもたらした。5試合で20打数7安打と活躍し、紫紺の優勝旗をつかんだ。「早いですね。いろんなことがあった1年間でした」。心身共に成長しながら、仲間と全国の頂点に駆け上がった。

プロ1年目の18歳も忘れられない春にする。宮崎・西都での2軍キャンプのスタートだが、そこには昨年12月に右肘を手術した村上もいる。日本最高の打者を間近で感じられるキャンプが待つ。田中は「飛ばす力であったり、広角に打てる能力であったり、いろんなことを吸収していきたい」。聞きたいことはスマホのメモ機能に記している。「聞きにいかないともったいない」と貴重な機会を生かす。また一回りも二回りもスケールアップし、日本一の仲間と卒業式で再会する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ヤクルト】ドラ4田中陽翔、母校の健大高崎センバツ決定に「甲子園経験してる人もいる」期待