【ソフトバンク】前田悠伍「抜いていないと入らない」メジャー左腕直伝“脱力投法”で飛躍誓う
ソフトバンク期待のサウスポーがメジャー左腕直伝の「脱力投法」で飛躍を誓った。2年目を迎えた前田悠伍投手(19)が24日、福岡・筑後市のファーム施設で練習を再開。5日から20日まで高知でカブス今永昇太投手(31)の自主トレに志願参加。約2週間のトレーニングで投球につながる「脱力法」を学んだ。
「今永さんと言えば、投球フォームと球のギャップがすごいと思いますけど、その感覚が僕にも分かった。脱力というか、力を入れるときは力を抜いていないと力は入らない」。ウエートトレで200キロの重量を上げるときも、20キロと同様の脱力感で持ち上げていたという。
すでに捕手を座らせてのブルペン入りも行った。マウンドでの力みをなくして投球することで今まで以上の感触も得た。「今までは頑張ってまっすぐを強く、速くしようとしていたが、めちゃくちゃ力を抜いた感覚でそれ以上の球がいっていた」。日焼けした顔に自信をみなぎらせた。
ルーキーイヤーの昨年は10月1日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)でプロ初登板を果たしたが、3回56球を投げ8安打6失点。悔しさは成長の糧としている。「キャンプまでもう少し。100%に上げていきたい」。飛躍のシーズンへ、言葉には力がこもった。