【センバツ】連覇に挑む健大高崎「プレッシャーに負けているようでは夏は勝てない」青柳監督
<第97回選抜高校野球大会:選考委員会>◇24日
昨年センバツ優勝の健大高崎が、連覇に挑む権利を得た。春の甲子園出場を決め、青柳博文監督(52)はグラウンドで部員たちに報告。「史上4校目の連覇に近づけるようにやっていこう」と呼びかけ部員の士気を高めた。「今日からまた新たなスタート。センバツ連覇が目標ですけど、まずは初戦に向けていきます」と照準を合わせた。
これまで春連覇を成し遂げたのは、第一神港商(29、30年)PL学園(81、82年)大阪桐蔭(17、18)の3校のみ。高いハードルに思えるが「連覇のプレッシャーに負けているようでは夏は勝てない。夏に向けてという意味でも、今年の目標はあえて『連覇』に重点を置いて練習しています」と動じる様子はない。
鍵を握るのは、昨秋の関東大会準Vに導いた投手力だ。最速158キロの直球が武器の石垣元気投手(2年)、公式戦5試合で防御率0・30をマークした左腕の下重賢慎投手(2年)の2人が軸となる。石垣は「自分がエースらしいピッチングをすれば自然と連覇に近づく」と話し、下重は「石垣だけに重圧をかけさせない。自分がサポートする」と決意を見せた。【平山連】