センバツ出場を決めて喜ぶ滋賀学園ナイン(撮影・宮崎幸一)

<第97回選抜高校野球:選考委員会>◇24日

滋賀学園が昨夏に続き、2季連続で甲子園への出場を決めた。また、滋賀短大付も出場が決まり、滋賀県勢2校の甲子園出場は、17年以来、8年ぶり2度目となる。

秋は大阪桐蔭との近畿大会初戦で3-2で勝利。一方、滋賀短大付も履正社に4-1で勝ち、滋賀県勢で大阪2強を倒していた。山口達也監督(53)は「『近畿のお荷物』と言われていて、(他県から抽選会の)くじでも『滋賀を引いてこい、そしたらよっしゃー』と。うちが秋に大阪桐蔭を破ったのは、名前負けしない1つ(の理由)になる」。同校初の2季連続には「代替わりで出られるのは、新しい1歩を踏み出せた」と話し、県勢2校出場には、「滋賀のレベルは上がっているし、(2校で)滋賀のレベルを上げていけたら」と共闘を誓った。

秋から背番号1を背負う187センチ右腕の長崎蓮汰投手(2年)がチームを引っ張る。昨夏、応援に際してスタンド総動員でコミカルな動きを伴うダンスは、メディアやSNSで大反響を呼んだ。ベンチ入りメンバーの選考は先であることから指揮官は「今の時期に、応援団長決めたら、かわいそうでしょう」と笑った。【中島麗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【センバツ】大阪桐蔭・履正社破った滋賀2校が出場 山口監督「近畿のお荷物と言われていた…」