ジャイアンツ球場で自主トレに臨む巨人田中将

復活の1年に-。日米通算200勝まであと3勝に迫る巨人田中将大投手(36)が24日、川崎市・ジャイアンツ球場で自主トレを公開した。

キャッチボールでは約25分間、入念に投球フォームを確認。新天地で巻き返しを図る右腕は「新鮮な気持ちですね。今でもこんな気持ちになれるのはありがたいことだと思うので、いい準備をしてキャンプに入っていけたら」と力を込めた。

悔しさをバネにする。昨季1軍での登板は1試合のみ。キャリア初のシーズン未勝利に終わった。「去年は何もしていない」と振り返る。今オフは沖縄で自主トレに励み、23年10月にクリーニング手術をした右肘については万全を強調。すでに4度ブルペンに入ったことも明かし「強度に関しては、ここ数年よりはしっかりと投げられている」と手応えを口にした。

幼なじみとの共闘も、復活に向けたモチベーションになる。坂本とは小学生時代に「昆陽里タイガース」で一緒にプレーした間柄。「ジャイアンツに入団が決まって、楽しみにしていることの1つ。同じフィールドに立って、お立ち台に上がることができたら」と、最高の場面を思い描いた。

今季の目標を明確に掲げた。「(チームの)日本一はもちろんですけど、個人としてはしっかりと1軍の戦力になること」。24勝0敗1セーブと圧倒的な成績を残し、楽天を日本一に導いてから12年。吉兆のへび年に田中将が再び伝説を残す。【水谷京裕】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】田中将大「新鮮な気持ち」復活へ右肘も万全強調 幼なじみ坂本勇人とお立ち台共演も狙う