なでしこジャパンの熊谷紗希(2024年7月撮影)

イングランド女子チャンピオンシップ(2部リーグ)のロンドン・シティー・ライオネスは23日、イタリア1部ローマから日本代表なでしこジャパンのDF熊谷紗希(34)が完全移籍で加入すると発表した。本人も「このチームの一員になれて幸せ。スタジアムでプレーする日が待ち切れない」とコメントした。

浦和レッズレディーズ(現三菱重工浦和)からドイツ1部フランクフルトへ。フランス1部リヨンで女子の欧州チャンピオンズリーグ(CL)5連覇などに貢献し、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘン、ローマを経て、日本を含め通算5カ国目の挑戦となる。

代表では、優勝した2011年ドイツ大会から4大会連続でFIFA女子ワールドカップ(W杯)に出場した実績を持ち、昨夏のパリ五輪(オリンピック)でも主将を務めた。

12日のインテル・ミラノ戦も出場しており、電撃的に選んだ新天地は、キャリア初の2部。イングランド・ミルウォールの女子チーム「ミルウォール・ライオネス」が前身で2019年に独立したクラブで、今季は2部で首位と勝ち点1差の2位につけている。念願の初昇格となる「1枠」の優勝へ、日本の主将に白羽の矢を立てて勝負に出た。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 なでしこ主将DF熊谷紗希「初2部」イングランド電撃移籍、ローマから完全で通算5カ国目の挑戦