契約更改交渉に臨んだ楽天島内(撮影・山田愛斗)

まだまだ終われない。楽天島内宏明外野手(34)が23日、仙台市内の球団事務所で契約交渉を行い、減額制限(年俸1億円超は40%)を超える7500万円減の年俸4500万円プラス出来高払い(金額は推定)でサインした。14年目の今季に向けて「野球を結構、長い間やってきましたけど、あんまり楽しんで野球をやったことがなかった。しっかり楽しく野球をやりたい」と力を込めた。

昨季は苦しい1年を過ごした。15年の25試合に続きキャリアで2番目に少ない40試合の出場にとどまった。「今まで痛くなったことがないところも痛くなったり、そういうのも出てきた。しっかりケアをしないといけない」。体の状態も「正直一番悪いっすね。十何年間で」と赤裸々に明かした。

外野のレギュラー争いは熾烈(しれつ)だ。辰己、小郷、中島、武藤、ドラフト5位の吉納らとポジションを争う。「若い子にも負けたくないという気持ちもあるし、今までやってきたっていうものもしっかりどっかにしまって、また一からやりたいなっていう気持ちが強い」。21年に最多打点、22年に最多安打、ベストナインに輝いた実力者が、不死鳥のごとくよみがえる。【山田愛斗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】島内宏明、減額制限超え7500万円減の年俸4500万円プラス出来高払いでサイン