【楽天】能登半島地震で被災、石川出身の松井友飛「勝負の年」活躍誓う「明るいニュース届ける」
楽天松井友飛投手(25)が、活躍して故郷を元気づけることを誓った。
この日までに、楽天モバイルパークの室内練習場で自主トレを公開。石川県穴水町出身の右腕は、帰省していた昨年1月に能登半島地震に見舞われた。「1年たって、ほんとに復興がなかなか進まない中で、もっと自分も頑張らなきゃな、明るいニュースを届けられたらなって思いました」と決意を新たにした。
現在は藤井と仙台で自主トレ中だが、今オフも帰省した。「実家でゆっくりしてましたね。被災地がどうなってるか、分からないまま帰ったんですけど、昨年よりは道も整ってましたし、まだ倒壊してる家屋とかありましたけど、復興はちょっとずつ進んでるのかなって感じました」と被災地の今を振り返った。
今季は4年目。これまではカットボールに頼りすぎていた面もあり、フォークに活路を見いだす。「横の変化だけじゃちょっと厳しいんで、真っすぐとフォークで縦の動きがあったらもっと勝負できるなって。フェニックス(リーグ)あたりからいろいろ考えながらやって、やっといい握りが見つかったなって感じです」と手応えを示した。
昨季は7試合で1勝1敗、防御率6・75と苦しんだ。今季は先発、中継ぎのポジションにこだわらず、任された場所で全力を尽くす構えだ。「1軍に残ってがむしゃらにやるだけ。本当に今年は勝負の年なんで、全部かけてやるつもりです」と不退転の覚悟で臨む。