23年3月、米マイアミのグラウンドで仁王立ちするWBC日本代表の佐々木

ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指しドジャース入団を決めた佐々木朗希投手(23)について、米専門誌ベースボール・アメリカ電子版が18日(日本時間19日)、佐々木獲得によってドジャースが得る可能性のある恩恵について特集した。

それは「プロスペクト・パフォーマンス・インセンティブ(PPI)」というもの。

ドラフトや国際アマチュアFAでマイナー契約から入団した選手が対象で、メジャーの新人で、ベースボール・アメリカ、MLB公式、ESPNの有望株ランキングのいずれか2つでトップ100にランクされ、ルーキーの年にMLBのサービスタイムがフルシーズン(172日間)に達した場合、PPIの対象となる。

さらに、その選手が新人王に輝くか、年俸調停権取得前にサイ・ヤング賞かMVPで3位以内の票を獲得すれば、その翌年のドラフトでドジャースが1巡目の直後のPPI指名権を得る。昨年はダイヤモンドバックスがコービン・キャロルのおかげ、オリオールズはガナー・ヘンダーソンのおかげで、PPI指名権を獲得しているという。

同記事は「ササキが1年目でフルシーズンメジャーに所属しなければ、それはショッキングな状況」とし「問題は2つのメディアでトップ100に入るかどうか。ベースボール・アメリカのランキングは22日に発表され、ササキは入るだろう」としている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希によってドジャースが受け得る可能性が高い恩恵「PPI」とは 米専門誌が特集