大谷翔平が個人で異例7750万円寄付、年俸1/4の大金 ロス山火事で消防士と被災者支援
ドジャース大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、ロサンゼルスで甚大な被害が出ている山火事に関して、消火活動に従事する消防士と被災者支援に50万ドル(約7750万円)を寄付するとインスタグラムで発表した。エンゼルス時代の18年から在住する街の惨事に、昨季支払われた年俸の4分の1をささげる。
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本拠地の危機に、大谷が動いた。インスタグラムに「LA Strong」の画像とともに「LAでの火災にあたり私達のために戦い続けてくれている消防士の皆さんに心から感謝します。そうした消防士の方々や避難生活を余儀なくされている方々、支援の必要な動物達のために微力ながら50万ドルを寄付させていただきます」と投稿した。
球界最高の年俸7000万ドル(約109億円)だが、97%が後払いのため、球団から昨年支払われたのは200万ドル(約3億1000万円)だけ。スポンサー収入が別にあるとはいえ、年俸の1/4にあたる額を寄付する。ドジャースやNBAレイカーズなどロサンゼルスに本拠地を置く12のスポーツチームが、13日に共同で800万ドル(約12億4000万円)の寄付を発表したばかり。個人としては異例の大金となる。
チームとしての支援活動も紹介した。「Los Angeles Dodgersは他競技のチームと共に協力してTシャツの販売などの支援活動を行っています。皆様ご検討いただけますと幸いです。1日も早い復興を心より願っています」とつづった。死者25人、なお8万人以上が避難する現状に、ファンの手助けも求めた。
大谷は昨年1月に、能登半島地震の被災地支援として、100万ドル(約1億5500万円)を寄付したドジャース球団などと協力し、金額非公表で個人的に寄付を行った。21年には闘病する子供と家族を支援する非営利団体「ミラクルズ・フォー・キッズ」に寄付も行っている。
○…ドジャースは17日に、サッカーのLAギャラクシーなどロサンゼルスに本拠地を置くスポーツ12球団と共同で、ドジャースタジアムなど3球場で救援物資を配布すると発表した。スネル、バンダ、テーラー、ロバーツ監督の妻、ギャラクシーの吉田麻也らが参加予定。衣類、靴、衛生キット(シャンプー、石〓(石ケンのケンのツクリが僉)等)、学用品、食料などの生活必需品を配る。