ブルペンで投球練習する日本ハム山城(撮影・永野高輔)

日本ハムドラフト6位の山城航太郎投手(22=法大)が、大学の先輩・稲葉2軍監督の教えを、初ブルペン入りから実践した。

16日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、初めてブルペンに入り、捕手を立たせて20球を投げた。「指のかかりが良くなかった」が、「抜けてもいいから上の方を狙って、リリースを早くする」と、思うように投げられない中でも、自身で工夫して有意義なものにした。

今月上旬の入寮後、稲葉2軍監督の講義を受けた。ピンチでの心の持ちようについて「結果を考えないこと」と教わった。山城は「結果の良い悪いで考えていた。新しい発見。長くプロでやられていた方なので、すごくいいアドバイス」。うまくいかない時でも、今できることを考えて取り組めたことが、成長だった。

じゃんけんに連敗しても“結果”じゃない。この日はドラフト3位の浅利太門投手(22=明大)にじゃんけんで負け、投球練習順は2番手。新人ブルペン一番乗りを逃した。10日の新人研修会に出席した際にも、3人でのタクシー移動でじゃんけんに負け、助手席に座った。「いつも最初はチョキ。チョキってピースみたいでいい」。ブレずにポリシーを貫き、いつの日かお立ち台で“Vサイン”を掲げる。【永野高輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】ドラ6山城航太郎「新しい発見」大学の先輩・稲葉2軍監督の教えを初ブルペンで実践