【野球殿堂】イチロー氏、史上初の満票及ばず6位 王貞治氏5位 得票率ランキング1位は/一覧
野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りメンバーを発表。
オリックスやマリナーズなどで日米通算4367安打のイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)は、史上初となる満票での殿堂入りを逃した。
引退から5年が経過したプロ野球選手が対象となる「プレーヤー表彰」の有効投票数は349票で、75%にあたる262票が当選必要数。同氏は323票を集め殿堂入りを決めたが、満票には26票及ばなかった。得票率は92・6%だった。
得票率のランキングは以下の通り
<1>スタルヒン 97・3%
<2>三原脩 96・2%
<3>稲尾和久 94・8%
<4>若松勉 94・7%
<5>王貞治 93・2%
<6>イチロー 92・6%
<7>山本浩二 92・5%
<8>池田豊(審判) 92・2%
<9>大下弘 91・8%
<10>松井秀喜 91・3%
<11>長嶋茂雄 90・1%
イチロー氏は、現在投票が進んでいる米野球殿堂入りへは満票選出が期待される。10度のシーズン200安打とゴールドグラブ賞の実績から、有資格1年目での殿堂入りは確実視され、「満票」が焦点となる。
投票を行った記者がSNSなどで公開している投票結果を独自で集計しているサイト「Hall of Fame tracker」によると、14日(日本時間15日)午後6時の時点で、イチロー氏は143人中143人の投票を集めており、唯一100%をキープしている。投票人数は全部で392人と推定されており、現時点では全体の39%の票が公開されている。
満票での米野球殿堂入りは、ヤンキースの伝説的なクローザー、マリアノ・リベラ氏(55)ただ1人しかいない。