佐々木朗希がドジャースと最終交渉、大谷翔平「出馬」か 日本時間15日23時から契約可能期間開始
ロッテからポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す佐々木朗希投手(23)がドジャースと最終交渉を行ったことが14日(日本時間15日)、明らかになった。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者、ケン・ローゼンタール記者が伝えた。佐々木は昨年中に複数球団と面談。年明けに再渡米し、これまでにパドレス、ブルージェイズの本拠地を直接訪問したと伝えられており、ド軍を含め3球団に絞られた「争奪戦」は最終段階に入ったものとみられる。
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デッドラインまで残り10日を切ったこの日、当初から最有力候補に挙げられたドジャースが、佐々木側と最終交渉に臨んでいたことが明らかになった。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じた。交渉には「スター選手」が同席した可能性に言及しており、WBCの侍ジャパンで同僚だった大谷翔平、フレディ・フリーマンらが「出馬」したとも予想されている。
昨年末、オンライン会見に応じた代理人のジョエル・ウルフ氏は、複数球団との接触を認めた上で、具体的な球団数、特定の球団名を挙げなかったものの、佐々木本人の意向もあり、現役の所属選手との面会を意図的に回避したと明かした。さらに、注目度の高い大都市球団だけでなく、地方球団も含め、先入観なく、選択肢を広げている実情を口にした。
その一方で、20球団とも言われる「争奪戦」で、着実に選定作業が進行していることは間違いない。前日までにヤンキース、メッツ、ジャイアンツ、カブス、レンジャーズなど「第1次面接」を終えた複数球団が撤退。「第2次面接」へ進んだパドレス、ブルージェイズ、ド軍の3球団が最終候補に残ったとの見方が強まった。
昨オフ、ド軍は契約を締結したばかりの大谷が、その直後、山本由伸との交渉に同席。争奪戦の決め手となったとも言われるだけに、今回の佐々木の場合も、大谷が直接的に声をかけて「指南役」となる可能性は高い。ドラフト対象外の25歳未満の外国人選手との契約可能期間は米東部時間15日午前9時(同15日午後11時)から開始され、佐々木の交渉期限は同23日午後5時(同24日午前7時)まで。23歳の決断を、今は見守るしかない。