【野球殿堂】岩瀬仁紀氏、プレーヤー部門で殿堂入り NPB前人未到の1002試合登板
中日の投手として、NPB前人未到の1002試合登板を成し遂げた岩瀬仁紀氏(50)が16日、プレーヤー部門で殿堂入りを果たした。
岩瀬氏は1974年(昭49)11月10日生まれ、愛知県出身。西尾東-愛知大-NTT東海を経て、98年ドラフト2位で中日入りを果たした。
1年目99年から救援投手として積極的に起用され、65試合登板は同年セ最多。リーグ優勝に大きく貢献した。なお00年10月8日広島戦では、最初で最後の先発登板も記録し、7イニング1失点で勝ち投手となっている。
05年に46セーブで初のタイトルを獲得。翌年06年も40セーブを挙げ、球界を代表するクローザーとなる。
07年にはタイトルこそならなかったものの43セーブで、プロ野球史上初の3年連続40セーブ以上を成し遂げる。CSを突破して臨んだ日本ハムとの日本シリーズ第5戦では、8回まで1人の走者も許していなかった先発山井大介の後を受けて9回に登板。3者凡退に抑え、史上初の「継投による完全試合」を成し遂げ、中日を53年ぶりの日本シリーズ制覇へと導いた。
09、10、12年にも最多セーブとなるなど、球界ナンバーワン抑え投手の名をほしいまなにする。13年9月18日巨人戦で通算382セーブとし、佐々木主浩の日米通算セーブ数を超え日本人最多に。14年7月26日巨人戦で、史上初のNPB400セーブに到達。そして18年9月28日阪神戦で、前人未到の1000試合登板を達成した。
18年オフに現役引退。通算1002試合、59勝51敗407セーブ、82ホールド、防御率2・31。
引退後は野球評論家として、活動を続けている。