【FC東京】4年半ぶり復帰の橋本拳人「新たな自分をみせたい」覚悟示す
FC東京に4年半ぶりに復帰した元日本代表MF橋本拳人(31)が14日、オンラインで取材に応じ、タイトル獲得への強い思いを口にした。
下部組織で育った愛着あるクラブへの帰還を果たし、橋本は「FC東京とは2年前くらいから話をしていた中で今季エイバルというチームでプレーしていたけど、機会が無く、東京からのオファーがあったので、相当な覚悟と持って帰ってきました」と移籍の経緯を明かした。
20年途中にロシア1部FCロストフへ移籍したが、22年のロシアのウクライナ侵攻を受けて、国際サッカー連盟(FIFA)の裁定により、クラブとの契約を停止。帰国してヴィッセル神戸に加入した。その後、スペイン2部のウエスカへ移籍。今季8月に1年契約でエイバルに移っていた。
出場機会がない中で、東京からのオファーに心を動かされた。「常に気にかけていた。今年こそは優勝争いをしていきたい」とリーグ制覇を目指す。
日本代表としても15試合の経験がある。20年の移籍時は海外のビッグクラブへ行き、ワールドカップ(W杯)に出場することを夢見てクラブを出た。「全てかなわなくて悔しい気持ちある」としつつ「FC東京で新たな夢に向かって、新たな自分をみせたい」と誓った。
チームは昨季までアルビレックス新潟を指揮していた松橋力蔵監督が就任。新たな選手も加わり、生まれ変わるタイミングだ。「ぼくも一から競争。まずは自分のプレーを最大限アピールして貢献したい」と自分のプレーに集中している。【佐藤成】