「もう忘れて前を向く」5失点大敗レアルのアンチェロッティ監督、クラシコ敗北を受け入れる
<スペイン・スーパーカップ:バルセロナ5-2Rマドリード>◇12日◇決勝◇サウジアラビア・ジッダ
レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)が今季2度目のクラシコを終えた後、「我々の守備はひどく、バルセロナは勝利に値した」と敗北を受け入れた。
Rマドリードは12日にジッダ(サウジアラビア)で行われたスペイン・スーパーカップ決勝でバルセロナと対戦した。エムバペのゴールで先制したものの、その後、立て続けにゴールを奪われて2-5の惨敗を喫し、タイトルを逃した。この痛恨の敗北後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。
アンチェロッティ監督はまず、バルセロナ戦がうまくいかなかった理由について、「現実を見なければいけない。我々の守備は良くなかった。バルセロナにゴールを決められてしまい、我々は組織としても個人としてもうまく機能しなかった。悲しいし失望している。でもこれがサッカーというものだ。我々はこの悲しみを抱えながら家に帰らなければならない。我々の悲しみはサポーターの悲しみだ。前を見て、次の試合に向けてしっかり準備する必要がある」と説明した。
この試合で評価できる点については「何もない。唯一、エムバペがとてもいいプレーをしてくれた。他のことはもう忘れて前を向くしかない」と返答した。
さらにアンチェロッティ監督はこの試合の結果について、「この試合は守備が重要だった。我々の守備はひどく、バルセロナは勝利に値した。相手の方が我々より優れていた」とバルセロナの出来が良かったことを認めていた。
(高橋智行通信員)