【なでしこ】ニールセン監督、高校女子選手権の決勝視察「欧州に比べると日本の方がレベルは高い」
女子日本代表なでしこジャパンのニールセン監督が12日、ノエスタで行われた全日本高校女子選手権の決勝を視察し、高校生年代の技術の高さを強調した。「世代別代表は見ていたが、学校レベルでここまでレベルが高いとは正直思っていなかった。自分が関わった欧州の国に比べると日本の方がレベルは高い」と驚いた様子。特に前半40分に藤枝順心MF鈴木が決めたゴールを「シュートのクオリティーは代表クラスだった」と絶賛した。
2月のシービリーブスカップ(米国)で初陣を迎える。チームづくりについて「ベースはできていると思っている。勝利に対するメンタルの部分が重要」と強化ポイントを明かした。今後は皇后杯(18日準決勝、25日決勝)を視察予定。「最初の活動に向けて良い選手を選んでいきたい」と精力的に動く考えを示した。
試合は藤枝順心(静岡2位)が神村学園(鹿児島)を決勝で歴代最多に並ぶ5ゴールで下し、史上初の3連覇を達成。3度目となる無失点Vで、自分たちが持つ優勝記録を「8」に伸ばした。【永田淳】