千葉・鎌ケ谷での自主トレでブルペン入りした日本ハム矢沢(撮影・木下大輔)

日本ハム矢沢宏太投手(24)が二刀流3年目シーズンへ向けて順調に調整を進めている。12日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレ。2月の春季キャンプでは外野手としてスタートを切る予定だが、まずは年明け早くも3度目のブルペン投球を行った。「20球くらい、変化球も交えて。いい感じです」と笑顔を見せた。

今春は“打”がメインのキャンプとなるが、“投”も抜かりがないのは「最低限の準備」と二刀流選手として当然の心構えだ。今オフは昨年12月もブルペンの傾斜を使ってキャッチボールを行うなど投球感覚を維持。年始から週1ペースでブルペンに入り、直球の精度向上、フォークのレベルアップなどに取り組む。

投手・矢沢の練習を終えるとバットを握って外野手・矢沢の練習に移った。「ピッチングと同時にバッティングもどんどん上げていきたいので」。昨秋キャンプでは連日の外野特守に取り組んで守備力も鍛えられた。レギュラー取りのアピール準備へ、打力アップに向けた振り込みも快調だ。

今季の目標は「外野手として開幕スタメンが第一目標。その中で勝ちゲームに多く投げたい」。1年目はプロ初アーチを放ち、2年目はプロ初勝利を挙げた。3年目は投打での大ブレークへ向けて2つの刀をしっかり磨く。【木下大輔】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】矢沢宏太、二刀流3年目へ順調調整「最低限の準備」年明け早くも3度目ブルペン