佐々木朗希(2024年10月14日撮影)

ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)に関し、海外アマチュアFA市場に早くも影響が出てきたと米専門誌ベースボール・アメリカが11日(日本時間12日)伝えた。

佐々木獲得を目指すドジャースは獲得資金を確保するため、契約金110万ドル(約1億7100万円)の提示で口約束の合意をしていたドミニカ共和国の強打の遊撃手ダレル・モレルとの契約を保留にしたという。そのためモレルは、パイレーツと180万ドル(約2億7900万円)で契約することに決めたという。

ドジャースは15日(同16日)に解禁される今年の海外FA契約のボーナスプール枠で口約束をしていた複数の中南米選手との契約を来年の契約期間に回すことを検討していると伝えられていた。だが約1・6倍の金額で今年の枠で獲得したいと申し出てきた他球団に、有望株を奪われた形となった。

中南米のアマチュア選手は通常、解禁前から球団と口約束で入団を決めているケースがほとんど。だが佐々木獲得を目指す球団が契約枠を空けるため口約束を白紙にするケースも出て市場が混乱する可能性があると、昨年から指摘されていた。同紙は11日付の記事で「ロウキ・ササキを巡るカオスが、海外FA契約解禁前にもう始まった」と伝えた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ドジャースが佐々木朗希獲得資金確保のため契約保留したドミニカの有望株、パイレーツに奪われる