アクリントン・スタンリー戦に出場したリバプールの遠藤(左)(ロイター)

<FA杯:リバプール4-0アクリントン・スタンリー>◇11日◇3回戦◇アンフィールド

イングランド協会(FA)杯で、リバプールのMF遠藤航(31)はホームのアクリントン・スタンリー(4部相当)戦に左センターバックで先発し、3-0となった後半34分までプレーした。チームは4-0で勝って、公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。

遠藤は前半4分に相手のカウンターにも落ち着いて対応。右サイドバックのDFアレクサンダーアーノルドの攻め上がりを加速させる対角のパスなど安定した攻撃の組み立ても見せた。

8日のリーグ杯準決勝トットナム戦でも前半30分から途中出場し、センターバックに入った。日本代表不動のボランチではあるが、J1の湘南、浦和時代は最終ラインでプレーしており、大きな問題はない。

今季のセンターバックでの先発は昨年12月18日に行われたリーグ杯準々決勝サウサンプトン戦以来2度目。2-1で勝った前回も器用さをアピールしており、スロット監督は「普段と違うポジションであれだけ素晴らしいプレーをして、選手としての質の高さを証明した」と絶賛していた。

この日のチームは前半29分に先制。速攻からFWヌニェスが右サイドを抜け出し、グラウンダーの折り返しをFWジョタがワンタッチで流し込んだ。前半終了間際にはDFアレクサンダーアーノルドが右足での強烈な無回転ミドルをゴール左隅に突き刺し、リードを広げた。

後半31分にも途中出場の18歳FWダンズが今季初ゴールをマークし、試合終了間際にはFWキエーザが途中出場から加入後の初ゴールとなる右足ミドルシュートを決めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 リバプール遠藤航がセンターバックでは今季2度目の先発出場 チームはFA杯で4部に4-0快勝