【鳥栖】小菊昭雄新監督「J2で優勝してJ1昇格する」チーム始動&新体制発表
J2サガン鳥栖の新体制発表会見が10日、ホーム駅スタで行われた。前セレッソ大阪の小菊昭雄新監督(49)が「コギク・チルドレン」を引き連れて1年でのJ1復帰に挑む。
大雪の影響で、チーム始動・新体制発表はともに4時間遅れ。“波乱の幕開け”となった。だが、内に秘めた闘志は燃えていた。いきなりの実戦形式練習などで競わせ「ギラギラ感がすごかった」と小菊監督。C大阪から一気に補強したMF西川潤、GKヤン・ハンビン、FW山田寛人(体調不良で欠席)を含む一丸で「J2で優勝してJ1昇格します。強い鳥栖を見せます」と力強かった。
毎年主力を引き抜かれ、今季編成にあたっても、チーム得点王のブラジル人FWマルセロ・ヒアンをはじめFW富樫敬真、パリ五輪代表のDF木村誠二、DFキム・テヒョン、DF原田亘、DF山崎浩介、正守護神のGK朴一圭ら攻守の主力が大量流出した。
債務超過を抱え経営再建中の資金難にあって、補強も“こつぶ”感が否めない。だが、新指揮官が目指す「攻撃はボールを持って主導権を握り、守備はハイプレス、ハイラインでアグレッシブにボールを奪う」という戦術で立て直す。「全員笑顔でJ1に復帰したい」と悲願成就を期した。【菊川光一】