アンチェロッティ監督(ロイター)

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がマジョルカ戦後、スペイン・スーパーカップ決勝で対戦するバルセロナMFダニ・オルモとFWパウ・ビクトルに対する暫定措置について、「考えはあるが話したくない」と意見を述べなかった。

Rマドリードは9日、ジェッダ(サウジアラビア)で行われたスペイン・スーパーカップ準決勝でマジョルカと対戦した。序盤は得点に苦労するも、最終的にベリンガムとロドリゴのゴール、バリエントのオウンゴールにより3-0で勝利し、決勝でバルセロナと対戦することになった。試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した模様をスペイン紙アスが伝えた。

まずマジョルカ戦について、「難しい試合になると予想していたよ。立ち上がりはとても良かったし、早い時間帯に得点を奪うチャンスがあった。その後より苦戦を強いられた。マジョルカは守備を固め、クロスでチャンス狙うという自分たちがやるべきプレーをやっていたのでタフな試合になった」と分析した。

続けて特に最初の30分間いい動きを見せたエムバペについて、「とてもいいパフォーマンスを発揮している。でもそれは今日だけでない。12月もかなり良かった。何度もゴールを決め、よりアクティブになっている。最高のレベルに達しつつあるが、彼がどこまで行けるのかは分からない」と称賛した。

アンチェロッティ監督はまた、決勝で対戦するバルセロナのMFダニ・オルモとFWパウ・ビクトルがスペイン政府介入により、暫定的に選手登録が可能となり出場できるようになったことについて、「その問題について考えはあるが話したくない」と言及を避けた。

準決勝ビルバオ戦で侮辱的な振る舞いをしたバルセロナのラポルタ会長についても「その問題について意見するのは難しいので話したくない」と答えるにとどまった。

その一方、直近に大敗を喫したクラシコについては「最近のクラシコ予想がつかない。我々は0-4で2回負けているが、カップ戦では大量得点を記録した。次戦について予想するのは難しいが、ピッチにはクオリティーが高い選手がそろっているので、面白い試合になると思う」とコメントした。(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 レアル・アンチェロッティ監督「考えはあるが話したくない」バルサ2選手登録問題への言及避ける