【阪神】「骨盤を立てる」木浪聖也「美姿勢トレ」で打撃力向上へ 運転や食事など日常から改善
阪神木浪聖也内野手(30)が「美姿勢トレ」で打撃力の向上を目指す。9日に甲子園室内で自主トレを公開。今オフは1人で調整を重ねる中、意識しているのは「体の姿勢」改善だ。
「姿勢とか骨盤であったりをすごく意識して。今まですごく姿勢が悪かったり、野球に影響があったのかなと思っていたので」
木浪いわく、これまでの姿勢は「骨盤が寝る感じ」。歩き方はもちろん、食事や運転など日常から、姿勢を見直した。「骨盤を立てるとか体幹をしっかり入れておくとか。1つ変えただけでも変わったので。日ごろの意識1つでこれからが変わってくる」。イメージは背筋を伸ばし、地面に対して「スッと立つ感じ」。走攻守の全てにプラスだと考え、改善を図っている。
中でも打力アップには効果が期待できる。一昨年2割6分7厘だった打率は、昨年2割1分4厘まで大きく低下。ゴロアウトが増え、うまく打球を捉えられていないと、契約更改時にも反省材料に挙げていた。姿勢が悪ければかかと体重になるなど、打席内での体重のかかり方も変わる。「(姿勢はそこにも)つながる」と自分を見つめ直した。
技術面でも試行錯誤を続ける自主トレ期間。「いろんなことをやっていく中で、自分に合ったものをキャンプが始まる前に決めていきたい」。この日のティー打撃でもバットを立てて構えるなど、丁寧に感覚を確かめた。2月1日からの春季キャンプにも「結果が全てなので。そのためにできることを100%以上やる」と気合十分。不動の遊撃を目指す。【波部俊之介】