町田の始動日に集まったサポーターに向けて新年のあいさつを行う黒田剛監督

J1で昨季3位のFC町田ゼルビアは横浜から元日本代表FW西村拓真(28)ら大型補強に成功。就任3年目となる黒田剛監督(54)は8日、練習始めに際し、サポーターにタイトル獲得を約束した。

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快晴のゼルビア元日。黒田監督はサポーターに向け、拡声器を手に新年のあいさつから始めた。「何か1つ大きなタイトルを持ち帰ってくることを目標とし、選手、スタッフみんなが一丸となって昨年以上の結果にこだわり、取り組みにこだわり、大きな希望と感動をもたらすことができるように頑張っていきます」。

初日は約1時間半、フィジカルメニューやボール回しに取り組んだ。横浜から西村、神戸から菊池、札幌から岡村、福岡から前ら実力派選手が加入。相馬、デューク、オ・セフン、昌子、中山、望月、谷ら代表レベルの選手も多く残り、選手層は確実に厚くなった。

今季の目標は最低ラインとして5位以上。その上で「何かしらのタイトルも」と公言した。昨季リーグ戦では最終盤まで優勝争いを演じたが、天皇杯は初戦敗退、YBCルヴァン杯も準々決勝で敗れた。リベンジの思いは強い。攻撃のキーマン相馬は、指揮官に同調するかのように「まだクラブのエンブレムに星が付いてないので、タイトルを取ることが目標」と話した。

9月以降にACLが加わる過密日程を見越しての選手層の厚さ。「ACLというチャンスもある。あらゆるメンバーがどこで出ようと、しっかり町田のサッカーを志向できるよう強化を図っていきたい」。12日から沖縄・名護で合宿をスタートさせる。【佐藤隆志】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【町田】黒田剛監督「クラブのエンブレムに星が付いてないので」サポーターにタイトル獲得約束