25年キャッチフレーズ「常熱 ♯Bassion」を発表するオリックス岸田護監督(撮影・和賀正仁)

オリックスは8日、今季のキャッチフレーズが「常熱 #Bassion」に決まったと発表した。

「常熱」は「じょうねつ」と読み、常に情熱を持つという造語。情熱の英単語「passion」の頭文字をバファローズのBに変えた。

「わかりやすくて、いいなと思う。常に熱い試合を繰り広げる、気持ちも熱い状態を保って戦っていく。ファンの方も常に熱く応援してくれたら」。多くの候補から選んだ岸田護監督(43)が説明した。昨年10月の就任会見で「情熱を持ってやっていく」と強調したキーワードだった。

リーグ4連覇を狙った昨季は「おりふぉーWW」だったが5位に沈み、中嶋監督が退任。新体制はシンプルな言葉とともに再出発する。ただ就任3カ月が過ぎ、指揮官は「もう情熱的になってきている」とも言った。置く予定のなかった主将に頓宮が名乗りを上げたり、経験ある選手が春季キャンプで特別扱いを不要と訴えるなど、チーム内に熱い鼓動を感じ取っている。

この日は新人合同自主トレがスタートし、全体メニューは午前で終了。午後はフリーながら、育成4位の寺本聖一外野手(21=広島経済大)が室内で2時間もマシン打撃を行った。「大卒で育成入団。時間は限られているので、1日1日を大切にしていきたい」。これも「常熱」の表れだ。

監督となって初の正月は野球が頭から離れず「落ち着かなかった」と苦笑いした。初詣では「みんな、ええ思いできますように」とチームのV奪回を祈願。岸田オリックスの新年が幕を開けた。【大池和幸】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】岸田監督「もう情熱的になってきている」今季キャッチフレーズ「常熱 #Bassion」