榊原定征コミッショナー(2024年11月撮影)

プロ野球の榊原定征コミッショナー(81)が6日、CS制度について私見を述べた。

日本野球機構(NPB)の仕事始めにあたり、報道陣に新年の抱負などを語った。

昨季はセ・リーグ3位、シーズンの貯金2のDeNAがCSを勝ち上がり、日本シリーズでパ優勝のソフトバンクを破り、日本一となった。この点について、仕組みの改善策を問われた榊原コミッショナーは「理事会でも、そういう意見が出た。CSの見直し、位置付けはどうなのか」と12球団でも話題に上がったことを明かした。

ただ、CS制度自体については「セ・リーグ3位のチームが日本一かと、違和感がないわけじゃない」としながらも、「かつてあった消化試合みたいなのがなくなる点では、ファンにとっても球団側にとっても経営的にも非常にプラス」と肯定的。10ゲーム差でアドバンテージを増やす等の案については「個人的な意見として言う人はいるけど、具体的な議論になっているわけじゃない。今のままでいいのかどうかは、これから議論していかないといけない。それなりによく考えたシステムにはなっている」と話した。

一方で「感情的に3位のチームが日本一か、というのはありますよね」とファン心理も理解。そこで「日本シリーズを勝ったチームが『日本一』となっているわけだから、『シリーズチャンピオン』とか、言い方を変えるとか」と私案を述べた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 榊原コミッショナー「日本一」ではなく「シリーズチャンピオン」CS制度に私見