2024年10月30日 世界一を決め、MVPに選ばれたフリーマン(中央)は、トロフィーを掲げる

BSテレ東は1日、「大谷翔平のなぜには物語がある」を放送。大谷の盟友となったフレディ・フリーマン内野手(35)の父フレッドさんが、10歳で母を亡くしたフリーマンを語った。

米国育ちのフリーマンは、カナダ人の父フレッドさんと母ローズマリーさんの間に生まれた。だが10歳の時、ローズマリーさんは皮膚がんで他界。フレッドさんもその2年後にうっ血性心不全で生死の境をさまよった。番組ではフリーマンが過去のインタビューで涙を流しながら「あと少しで…。12歳で両親を亡くすところだった」と話す場面が紹介された。

フレッドさんは今でもフリーマンの自主トレに付き合う。ワールドシリーズ(WS)制覇直後のインタビューが新たに公開され、「毎日キャッチボールをしたし、ノックにも付き合いました。練習をしなかったのは雨の日だけでした。私は息子に高校まで野球を続けて欲しかっただけ、チームメートと一緒にバスに乗ったり、ただ友達をつくって欲しかっただけです」と語った。

フレッドさんは4月26日(日本時間27日)のブルージェイズ戦でもインタビューを受けており、「フレディのシューズには今も母親のイニシャルが入っている。彼は汚い言葉を言わないし、グラウンドでつばを吐かない。母がやってはいけないと言ったことを今でも守っている」と語っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 フリーマンの父、10歳で母亡くした息子を支える 野球を続けて欲しかった理由は「ただ友達を」