馬原孝浩氏の息子、拓海が背番号14で神宮デビュー「抑えが好き」／NPBジュニアトーナメント

広島ジュニア対ソフトバンクジュニア準決勝　1－1の6回2死走者なしから2番手でマウンドに上がり、0回1／3を無失点で抑えて笑顔を見せる馬原（撮影・佐瀬百合子）

＜NPB12球団ジュニアトーナメント　KONAMI CUP：ソフトバンクジュニア1－1広島ジュニア＞◇準決勝◇28日◇神宮

延長8回タイブレークを同点で終えた両チームは、抽選の結果ソフトバンクジュニアが勝利した。

元ソフトバンクの守護神で歴代13位のプロ通算182セーブを誇る馬原孝浩氏（43）の息子、拓海投手（6年）が神宮デビューを果たした。

父が現役時代に背負った背番号「14」をつけて、1－1の6回2死走者なしから2番手でマウンドへ上がった。

今大会初登板の緊張もあって先頭に四球を与えたが、後続を一ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。「良い機会でした」と満面の笑みだった。

父の孝浩氏は、チームのマスコットキャラクター「ハニー」のかぶり物を頭につけて最前列で応援。

野球に関しては厳しいが、普段は優しい。初日から応援にかけつけてくれた父へ「うれしい。仕事とか休んで来てくれたりするので、感謝しています」と照れながら話した。

野球を始めたのは小学校4年生の夏。父の現役時代の記憶はほとんどないが、「1イニングしかないので強い球を投げられる」と同じ抑えのポジションが好きだ。

今後については「ホークスジュニアみたいな強いチームに行けるように頑張って、抑えで投げられるように頑張りたい」と尊敬する父を見習ってさらなる飛躍を誓った。