阪神嶌村聡球団本部長(57)が25日、球団事務所で取材に応じ、新外国人として契約交渉を進めていたラモン・ヘルナンデス内野手(28)と合意に達したことを明らかにした。

メジャー経験はなく、直近の3シーズンはメキシカンリーグでプレー。パンチ力のある打撃が魅力で、身長193センチ、体重102キロの大砲だ。今季は82試合出場で103安打、22本塁打、打率3割1分3厘をマーク。今月中旬まで母国ドミニカ共和国のウインターリーグでプレーし、持ち味の長打力を披露していた。嶌村球団本部長は「長打力があり、動ける。非常に魅力。(本人に)競争してもらうと伝えた」と話し、激しいポジション争いに期待した。

ヘルナンデスの守備位置は一、三塁がメイン。過去には右翼、左翼を守った経験がある。長打力とユーティリティー性を兼ね備える新助っ人は佐藤輝、前川ら主力を脅かす可能性を秘めている。

◆ラモン・ヘルナンデス 1996年3月2日生まれ。ドミニカ共和国出身。14年にドミニカン・サマーリーグで、ダイヤモンドバックス傘下でデビュー。19年には米国ではキャリア最高の2Aに昇格し、同傘下のジャクソンでプレー。98試合に出場し打率2割3分6厘、11本塁打、44打点をマークした。マイナーリーグ6年間では通算472安打53本塁打、2割6分6厘。メジャー経験はない。22年にはメキシカンリーグ球宴に選出された。身長193センチ、体重102キロ、右投げ右打ち

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】嶌村聡球団本部長が新助っ人野手ヘルナンデスとの契約合意を明かす