主催したチャリティーコンペで集まった寄付金を寄贈した中日柳(左)

中日柳裕也投手(30)が25日、東海ラジオで、独立行政法人自動車事故対策機構へ寄付金を贈呈した。同投手が12月初旬に主催したチャリティーゴルフコンペ内でのオークション等で集まった202万円を寄贈。小学6年の夏に交通事故で父博美さん(享年37)を亡くした。「自分自身、交通事故で辛い思いしてきたので、少しでも、そういう子供たちが少なくなればいい」。22年から始めた交通遺児らを公式戦に招待する「柳裕也プロジェクト」とともに、来季以降も支援活動を継続していく。

「(来季は)しっかり活躍して、子供たちも招待してますし、かっこいい姿を見せられるように頑張りたい」。慈善活動をしっかり継続していくためにも、来季への完全復活もにらんだ。

今季は13試合4勝5敗、防御率3・76。初の開幕投手でスタートしたが、先発陣の軸を務めきれなかった。21年から3季続けた規定投球回到達もストップ。「アピールをどんどんしないといけない」と、秋季キャンプでは若手に交じって沖縄キャンプで汗を流した。来春の沖縄キャンプ初日のブルペン入りについては「それはもちろん。そのつもりでやろうと思ってます」ときっぱり。招待する子どもたちに、勇姿を届ける。【伊東大介】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】柳裕也、自身と同じ交通遺児支援団体に寄付金202万円贈呈 2・1ブルペン入りも表明