囲み取材を受けるソフトバンク嶺井(撮影・岩下翔太)

ハマのトリオがチームを引っ張る。ソフトバンク嶺井博希捕手(33)が24日、今オフDeNAから加入した上茶谷大河投手(28)と浜口遥大投手(29)を歓迎した。嶺井も22年オフに国内FA権を行使してDeNAからソフトバンク入り。「2人と組んで勝ち星を1つでも多く挙げさせてやれれば」とバッテリー再結成を心待ちにした。

23日に三森との交換トレードで移籍が決まった浜口とは、DeNA時代に先発で15試合組んだ。独特の軌道で沈むチェンジアップは「腕の振りが良いのでその分余計に(ミットに)来ない」と説明。浜口は17年から22年まで交流戦で無傷の7連勝、通算8勝2敗、防御率1・99を記録しており「交流戦で打たれているイメージが全くない。(セとパは)バッターの考え方や癖が違う。初見では難しい? そうですね。特殊な球なので他の人とは違う」とパ・リーグキラーぶりにも納得。

現役ドラフトで加入した上茶谷についても「彼はコントロールがいい。腕の振りもいいし、球も強くて結構器用」と太鼓判を押した。元同僚で勝手知ったる嶺井が導けば、浜口も上茶谷も安心だろう。同じ移籍組の先輩として「新しい環境でしっかりチャレンジしてくれれば。いい方向に進むと自分も信じています」とうなずいた。

自身も甲斐がFAで巨人移籍しただけに正捕手奪取の絶好機。「こんなチャンスはないと思う。しっかり準備していけたら」と意気込んだ。【只松憲】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ソフトバンク】嶺井博希「勝ち星を1つでも」上茶谷、浜口との“ハマの”バッテリー再結成心待ち