カブス鈴木誠也(2024年9月撮影)

ドジャースが、トレードでカブス鈴木誠也外野手(30)の獲得を検討している可能性があると21日(日本時間22日)、米メディア「ジ・アスレチック」が伝えた。

FAになったテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)との交渉が難航しており、代替案として鈴木が浮上。鈴木は23年WBCを故障で辞退したが、移籍すればメジャーの舞台で大谷翔平、山本由伸両投手との共闘が実現する。

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米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、ド軍とヘルナンデスとの交渉は停滞しており、右の強打者の代替案として今季21本塁打を放ち、ナ・リーグ8位のOPS・848を記録した鈴木が獲得候補に浮上しているという。ド軍は今オフ、ジャイアンツからFAとなったコンフォート外野手を獲得したが、ベッツが再び内野に転向する見通しで、ヘルナンデスと再契約できなければ依然として外野が補強ポイントとなる。鈴木の他には、昨季38本塁打を放ちオールスターに選出されたホワイトソックスのルイス・ロベルト外野手(27)や、パドレスからFAとなった金河成内野手(29)が候補に挙がっているという。

同記者は「それらの代替案に対して、ドジャースがどれだけ真剣なのか、どれだけ現実的なのかは、はっきりしていない」としたが、ヘルナンデスとの交渉では両サイドの希望額に開きがあるとリポート。ヘルナンデスは3年総額6600万~7200万ドル(約99億~約108億円)を望んでおり、ド軍側は年数では同意しているものの、金額では難色を示しているという。ただしカ軍は、今オフのFA市場では実力のある右打者が希少であることから、鈴木の放出には今のところ消極的だとも伝えている。

来年3月に、ドジャースとカブスは東京ドームで行われる開幕シリーズでぶつかる。今後の動向次第では、鈴木がカブスではなく、大谷や山本とドジャーブルーのユニホームを着て出場する可能性もありそうだ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ドジャースT・ヘルナンデス代替案で鈴木誠也の獲得検討 昨季38発ルイス・ロベルトらも候補