菅野智之「どこまで通用するかっていうのを試してみたい」オリオールズ入団会見/一問一答2
巨人から海外FA権を行使し、オリオールズと1年1300万ドル(約19億5000万円)で契約した菅野智之投手(35)が19日(日本時間20日)、オンラインで入団会見に臨んだ。
今季は、巨人で24試合に登板し15勝3敗、防御率1・67。セ・リーグ投手では歴代最多の3度目のMVPを獲得し、最多勝、最高勝率などのタイトルにも輝いていた。
菅野の主な一問一答は以下の通り
-17年WBCの思い出
まず、自分の夢だったメジャーリーグで投げるってことに関して。2017年にドジャースタジアムで投げることができて、本当にその夢に対して明確になったというか、本当に心から投げたいっていうふうに思ったので。WBCはそういう大会でした。
-誰と対戦したい
誰と対戦したいっていうよりも、やっぱりオリオールズにはすごい素晴らしいキャッチャーのラッチマンがいるので。彼とバッテリーを組むのがすごく今から楽しみです。
-自身の投球スタイルについて
もちろん100マイル(約161キロ)を投げられるわけじゃないですし、ものすごい変化球があるわけじゃないので。ただ、コントロールであったり、コンビネーションっていうところに関してはアメリカでも勝負していける自信がありますし。何かスタイルを変えるってわけじゃなくて、今持ってるものでどこまで通用するかっていうのをまずは試してみたいです。
-オリオールズ側とはどのような話しを
まずは自分のコマンドについて、いろんな球種に対してのどれだけリスクがあるかだったりとか、そういうものもそうですし。今まで投げてなかった球種を投げてなかったコースに投げるものであったりとか、ストライクゾーンの違いっていうものに対しても話をさせてもらったので。そういうところをもっとZOOMの時間だったり、そこまで長くは話できなかったので、これからもっと詰めて話ができれば、もっといいものになるんじゃないかなと思ってます。
-球場の印象
中には入れてないんですけど、外からは見ることができたので。すごく雰囲気のある球場だなっていうふうに外からだけですけど、そう思いました。
-投手不利の球場
知ってましたし、僕はゴロをたくさん打たせるピッチャーなので。(球場が)狭くなった分、よりそういう意識を強く持って投げることができると思うので、プラスに考えたいなと思います。
-所属するア・リーグ東地区について
いや、本当に素晴らしいリーグに入れたなって思いますし。僕自身も強い歴史のある(読売)ジャイアンツって球団でプレーさせてもらってたので。そういう巡り合わせも今回よかったんじゃないかなと思います。
-改めて入団の決め手
やっぱり一番熱意を感じましたし、素晴らしいピッチングスタッフもそろってましたし。キャッチャーもメジャー屈指のキャッチャーっていうことで、シンプルにそういう強いチャンピオンシップ狙えるチームと契約したいなっていう気持ちでした。
-背番号は
まだ決まってないです。
-今季スプリットを改良。どのように生かす
クイックに関してはそこまで変えてないと思うんですけど、スプリットに関しては本当に野球人生で一番操れてたと思いますし、落ちる原理がわかったので。今回メジャーリーグに挑戦する上においてすごく武器になるなっていうのはシーズン中から思ってました。
-交渉は納得いくものだったのか
もう本当に素晴らしい交渉もそうですし、素晴らしいチームからオファーをいただいたので。その時点で僕は素晴らしいプロセスだなっていうふうに感じたので。そこで契約することに決めました。
-昨年のプレーオフの映像などは見たか
はい、見ました。
-チームの印象
やっぱり若手中心とした素晴らしい勢いのあるチームというか、センターラインがすごくしっかりしてるなっていう印象があります。
-メジャーに行きたい気持ちは常に持っていたのか
もう常にその気持ちは持ってました。
-その上で今季もう一度挑戦しようと
それもそうですし、去年のオフシーズンに本気でやらなきゃいけないなっていう思うタイミングがあって。そこでしっかり成績を残した上で、もう1回メジャーリーグに挑戦するっていう、これも1つの目標に置いていきました。
-そう思ったタイミングやきっかけは
それは内緒です。