シティー、マンチェスターダービーでまさかの逆転負け グアルディオラ監督「私が足りていない」
<プレミアリーグ:マンチェスターC1-2マンチェスターU>◇15日(日本時間16日)◇第16節◇マンチェスター
注目のマンチェスター・ダービーは、ユナイテッドが土壇場の逆転でシティーを2-1と下した。
先制したのはシティー。前半36分、ショートCKから再び受けたデブライネが、相手選手の足にディフレクトさせる形でゴール前へクロスボールを送ると、DFグバルディオルが打点の高いヘディングシュートを決めた。
追加点を奪いたいシティーだったが、そこから押し切れない展開が続く中、終盤にミスが出た。MFヌネスがGKエデルソンへバックパスを送ったところ、ユナイテッドMFディアロにカットされる。フリーで持ち込まれたところ、自らのミスを帳消しにしようと激しくチャージを仕掛けたヌネスがディアロを倒してしまった。
テクニカルエリアのグアルディオラ監督は頭を抱え込み、苦悶(くもん)の表情でその場で身もだえ。このPKを後半43分、ブルーノ・フェルナンデスが決めて同点となった。
さらにユナイテッドは後半45分、ゴール前へのロングパスをディアロが鋭く飛び出し、ボールの落ち際を左足でワンタッチコントロールで浮かせた。前に出てきたエデルソンを左にかわし、続けざまにボールの落ち際を左足のハーフボレーで蹴り込んだ。劇的なゴールが飛び出し、これが決勝点となった。
痛恨の敗北でシティーは5位に後退。首位リバプールとは早くも勝ち点9差と開き、前人未到のプレミア5連覇という夢は厳しくなっている。
グアルディオラ監督は「私が足りていない。私はボスであり監督だ。解決策を見つけ出さないといけないが、見つけられない。それが現実だ。それ以上に言えることがない。ユナイテッドは信じられないくらいしつこかった」とコメントしている。