参加者との記念撮影で笑顔の阪神中野と石井(撮影・山崎健太)

阪神中野拓夢内野手(28)が「温泉パワー」で3年連続全試合出場を目指す。14日、滋賀・大津市内で行われた阪急交通社主催の「おごと温泉トークショー」に石井と参加。同期コンビの息の合ったトークでファンを楽しませた。

今季は打率2割3分2厘と打撃で満足のいくシーズンではなかったが、球団初となる「二塁で2年連続全試合出場」を果たした。運動量や守備機会の多いポジション。「今年のパフォーマンスとか考えたら(疲労の)蓄積が少なからずあったのかなと思います」。23年のWBCからノンストップで戦い続けた2年間の疲労は「言い訳にしたくない」と言うが、成績低下とも無関係ではなさそうだ。

対策も練っている。年末に両親を交え、夫婦で故郷山形の銀山(ぎんざん)温泉での“湯治”で英気を養う。「(温泉で)リラックスするだけでも体が少し癒やされるのかなと思うので、そういう時間も大切にしたい」。NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台にもなった地元の名泉には疲労回復、健康増進などの効能があり、力を蓄える。

「今季の成績を見ると、まだまだ(絶対的な)レギュラーという数字ではない。もう1度レギュラーを目指す気持ちを持ってやっていきたいです」。ストレスフリーでプロ5年目へ。来季も虎の二塁手の座は誰にも渡さない。【山崎健太】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】中野拓夢“温泉パワー”で3年連続全試合出場目指す「もう1度レギュラー目指す気持ちで」