日本対ドミニカ 7回表日本1死、右前打を放つ森下(撮影・横山健太)

<ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12:侍ジャパン11-3ドミニカ共和国>◇18日◇天母

侍ジャパンの4番森下翔太外野手(24)が3安打の固め打ちを決め、1次ラウンドを快音で締めた。「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」第5戦ドミニカ共和国戦に「4番右翼」で先発。5試合連続打点は逃したものの、1四球を含む全4打席出塁の奮闘で開幕5連勝&国際大会24連勝に貢献。打率5割7分1厘、1本塁打、6打点はチーム3冠だ。次戦は台湾から日本に舞台を戻し、21日にスーパーラウンド初戦となる米国戦(東京ドーム)に臨む。

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森下がつないでつないでつなぎまくった。初回、2死一塁から先発ペラルタの甘いツーシームを華麗に逆方向へ。一、二塁間を抜く3試合ぶりの安打で、坂倉の先制押し出し四球につなげた。1点を追う3回には三塁へのボテボテの内野安打で佐藤の同点打を演出した。5回は四球を選び、坂倉の中前適時打で生還。7回は再び右前打を放ち、古賀の右前適時打で6点目のホームを踏んだ。3安打&1四球の4出塁で6得点に絡む奮闘ぶり。開幕5連勝に大きく貢献した。

「2試合ヒットが出てなかったので、1打席目に出てちょっとホッとしたので、いい勢いのままいけたと思います」

侍ジャパンの4番として1次ラウンドで圧倒的な成績を残した。初の5試合連続打点こそ逃したが、14打数8安打で打率5割7分1厘だ。19年プレミア12の鈴木誠也、23年WBCの大谷翔平に並ぶ4試合連続の6打点。15日韓国戦の1本塁打を含む1次ラウンドの侍ジャパン「3冠王」として、スーパーラウンド進出の立役者の1人となった。

疲労の色が見えない。チームで唯一全5試合でスタメン出場を果たしたが、勢いは止まらなかった。この日の昼食タイムでは台湾名物の小籠包を口にした。ご当地の名産を食し、自身のインスタグラムのストーリーでは「念願の小籠包」と投稿。オンとオフの切り替えが功を奏しているのか、悪天候での連戦続きでも疲労を全く感じさせない。

21日からは再び日本で米国とのスーパーラウンド初戦に挑む。このままの勢いなら大会MVP獲得も夢じゃない。【古財稜明】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【プレミア12】森下翔太「いい勢いのまま」打率.571、1本塁打、6打点で1次Rチーム3冠