【高校サッカー】帝京が国学院久我山に逆転勝ち15大会ぶりに全国切符 伝統のカナリア軍団復活
<高校サッカー選手権東京大会:帝京2-1国学院久我山>◇東京A決勝◇16日◇駒沢競技場
帝京が、国学院久我山を逆転で下し、15大会ぶりの全国切符を手にした。国学院久我山にミドル弾で先制を許すも、前半終了間際に、裏に抜け出した背番号10のFW森田晃(3年)が、ペナルティーエリアから飛び出した相手GKを見ると、ロングループシュートを放ち同点に追い付いた。
終盤は国学院久我山が立て続けに好機を迎えるも、FW前島魁人(3年)、途中出場のFW伊東航(2年)が決めきれず。逆に帝京が後半38分、ペナルティーエリア内で倒されPKを獲得すると、途中出場のMF土屋裕豊(3年)がPKを左下に流し込み勝ち越した。
試合終了の瞬間、帝京イレブンは歓喜の涙。名古屋MF稲垣祥を擁した09年大会以来、15大会ぶりの全国切符に、主将のMF砂押大翔は「目標にしていた出場権をとれてうれしい。前半は自分のミスから失点した。チームメートが助けてくれてよかった」と涙ぐみ、同点弾の森田は「自分が去年一番悔しい思いをしたので良かった」と涙が止まらなかった。
全国の舞台で、数多くの名勝負を繰り広げてきた伝統のカナリア軍団が、全国の舞台に帰ってくる。